Collection: Norizo | ノリゾー

1977年長野県生まれ
1997年 東京デザイナー学院 イラストレーション科 卒業
2007年 講談社フェーマススクールズ(KFS)卒業

 Norizoは、古いモチーフとキャラクターを通じて、特有のノスタルジーを探求するアーティストである。単なる感傷にとどまらず、時間を蓄積した物理的な存在感を、デジタル技術とアナログな油彩の融合というアプローチでカンヴァスに定着させる。近年はフランスをはじめとした国外での展示に多数参加し、現在は長野を拠点に制作を続けている。
私は、時間と共に消える何か——失うことで得られる何かを描いています。
作品に登場する古いモノは、かつての、ある時代の憧れを具現化したものでした。未来への憧憬を抱きながらデザインされた形は、今や摩耗し静寂の中にあります。
また、作品に登場する子供たちは、古い記憶に接続する媒介者です。そして古いモノが自然の流れの中で変容しながら朽ちていく時間と対比されつつも並走しながら、子供たちの時間は前へと向かっていく存在でもあります。
 私は、デジタルと油彩の対話を通じて一枚の絵を構築します。デジタルで組み立てた構図は、時に私でも思いもよらない構造を見せてくれます。それを油絵具の重層的なマティエールへと翻訳していきます。その結果生まれる画面は、構造的であると同時にデジタルとアナログの蓄積でもあります。「今」作られたものでありながら「ずっとそこにあった」かのような感覚を目指します。
感傷としてのノスタルジーではなく、知覚としてのノスタルジー。
すでに過去になりつつあるものを、現在において再認識するという、時間の重なりを描きます。

Norizo | ノリゾー

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